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A bond and a bond EpisodeⅣ 「The beginning」◆n6LQPM.CMA

EpisodeⅣ 「The beginning」友二が家を出て暫くしてから、真紀が押入れからゆっくりと出てきた。無表情の真紀は先ず台所に向かった。流しに無雑作に置いてあった、先ほどまでカレーを盛っていた皿を見つめていた真紀はその二枚の皿を手に取り、匂いを嗅ぎ始めた。「クンクン……、すんすん……」二枚の皿を交互に嗅ぎ分け、一枚をゴミ箱に捨て、残った一枚を舐め始めた。友二が使った皿……自分の顔が写るぐらいに綺麗になった皿の次は、...

水澄の蒼い空 ◆mxSuEoo52c

 第17話『閑話休題』 エロ本騒動はお約束を破るという意味のわからない展開で終わりを告げた。虹葉姉と紗桜が抱きしめている姿に嫉妬した音羽がブチ切れて強制的に鷺森家を追い出された俺は着替える間もなく、両腕をぎっちしと掴んでいる姉妹から逃げられずに女装の姿で帰路を歩いた。音羽によって丁寧に細工している女装は街中を歩いてもバレることもなく、虹葉姉と紗桜に連行されている姿だけがちらちらと庶民たちの注目を浴...

魔女の逆襲第13話 ◆oEsZ2QR/bg

 ベッドの上で早百合の意識が覚醒する。今日何度目かの目覚めだ。 いつも見ていた天井。点けっぱなしのままだった蛍光灯が光っている。「……疲れた」 今日は感情が高ぶるごとに何もすることができず、そのまま自分のベッドに横たわるの繰り返し。寝すぎだ。夜は眠られないかもしれない。「……もう喉は痛くないけど……」 風邪もすっかり完治しているようだ。体全体が重く感じているのはただ単にずっと寝ていたためだろう。 携帯電...

白き牙 ◆tVzTTTyvm.

+     +     +     +「遅いね、リオにいさん」「そうね。 説得に手間取ってるのかもね。 大丈夫かな……」 今私達はリオの村に帰ってきてて、そしてリオの家でクリスと二人お留守番中。 リオはと言うとコレットの家に行ってる。 そう、私と付き合う事にした事。 そしてそれによりコレットと交わしていた婚約の破棄を申し出る為に。「そんなに気になるなら姉さんも一緒に行けばよかったのに」「うん、確かにね。...

『子猫はどこへ消えた?』 ◆/wR0eG5/sc

 最近の僕。 日課が一つ増えました。「ほら、ごはんだぞぉう」 朝の六時。家の庭で。 子猫は今日も、そこにいた。「みぁっ」 地面においた器にまっしぐらのその子猫は、今日も綺麗に全身白い。 懸命にキャットフードを征服している様子を眺めながら思い出す。 はじめて遭遇したのが確か一週間前だったか。 リビングのカーテンを開けてふと庭を見てみると、こいつはぽつねんと座っていた。 視線がぶつかると、なぜか嬉しそ...

A bond and a bond EpisodeⅢ 「Two visitors」◆n6LQPM.CMA

EpisodeⅢ 「Two visitors」玄関の前でインターホンを押していた睦美は上機嫌だった。んっふふ――。今日は楽しいカレー曜日。腕を振るって友ちゃんにカレーをご馳走しちゃおっと。材料は既に友ちゃんが買ってあるって言ってたから問題なし。最近すれ違いばかりだったから、これを機に更に親密な仲になっていかなきゃ。でもその為には触れ合うのも大事だけど、敵の排除も考えとかなきゃ。この後には二人っきりの旅行も控えてるから問...

『疾走』 第十九話 B ◆/wR0eG5/sc

「ぁ、あの、実は俺、今日、放課後ちょっと外せない用事があって」「え……っ? あ、そうなんだ」 俺独りだけでお見舞いだと……冗談じゃない。 いかにも困ったように髪をかきながら、どんどん嘘を吐き出す。「なのですいませんけど、生方先輩が届けてくれませんか」「まあ、わたしはいいんだけど、いたりが残念がると思うなあ。どうしても外せないんだよね」 確認された。 やっといたり先輩が俺から離れてくれているのだ。 心配...

ブラッド・フォース ◆6xSmO/z5xE

 朝の教室は騒がしい。宿題やら部活やら、昨日のテレビやら放課後の予定やら、話題には事欠かない。 だがここ数日は、ある一つの話題で持ちきりになっていた。 予鈴が鳴っているにも拘らず話し続けている生徒も何人かおり、その表情は総じて深刻なものだ。 入ってきた担任教師がファイルで教壇をバンバンと叩き、ようやく席へ戻っていった。「高村と折原は今日も休みか。他には・・・・・・。 ん? 奈良橋がいないな。誰か、...

魔女の逆襲第12話 ◆oEsZ2QR/bg

 りぃん。 玄関のドアが閉まる。 良樹の姿が消えた。 早百合はじっと閉じられたドアを見つめていた。 早百合の頭には良樹に対する嫌悪感が風船のようにぎゅうぎゅうと詰められていた。 数秒後。 早百合は突然頭を抱えてうずくまった。 般若の形相をした早百合は、玄関マットに猫のようにぎゅうぎゅうと頭を押し付けた。ぎしりぎしりと軋む玄関の床。 玄関のドアを背に早百合は頭を掻き毟っていた。整えられていない寝癖の...

娘ネタ2 ◆N.P5FQhRG6

「あなた邪魔なのよ!!!血も繋がってないのにお父さんに優しくされて!!!」香織は目の前にいる義理の妹・由奈に激しく怒鳴る。「いいよね、香織ちゃんはあとから現れたくせにお父さんに愛されて」由奈は彼女たちの父親・浩一の再婚相手の連れ子だ。だが由奈の母親は結婚後すぐに事故で死んでしまいその後ずっと浩一と二人で暮らしていた。由奈は幸せだった。血は繋がってなくても浩一は由奈を可愛がった。そんな浩一に由奈も時...

『甘獄と青』Take22

「お兄ちゃん、早く帰ってきてね?」「……お土産、忘れないで」 ユンとリーの頭を撫でると、立ち上がる。 昨日の天気予報で言っていた通りに天気は快晴で、寒さを運んでくる秋風も強くない。こういう言い方はおかしい気がするが、まさに絶好の決着日和だ。全てが終わるには丁度良い日が晴れか雨かは分からないが、少なくとも僕にはそう思えた。 隣に立つナナミを見ると、二人に様々な注意をしている。火を勝手に使うなだとか昼飯...

魔女の逆襲第10話 ◆oEsZ2QR/bg

りぃん「風邪は大丈夫?」「ええ。もうだいぶいいわ。一日寝てればすっかり治るものなのね」「そっか。でもそういう気が抜けたときが一番危ないみたいだよ」「そうみたいね。でも大丈夫よ」 早百合の部屋に案内された良樹は、先ほどまでの騒動を気にしてないような口ぶりだった。 まぁ、早百合としてもあんな醜態をいつまでも覚えておかれるとかなりダメージが溜まってくるため、そうしてくれることはありがたかった。 早百合の...

『甘獄と青』Take21

 欠伸をして時計を見ると示している時間は夜の九時、そろそろ二人が寝着いた頃だろう。「いよいよ明日か」 誰にともなく呟き、指輪を見る。左の薬指に嵌っているのは青い宝石の輝く指輪、どのような理由かは分からないがサラさんが送ってきたものだ。何か特殊なプログラムが中にあるのは『SHOPオリハマ』で見てもらったので分かったが、起動はさせていないので効果は分からない。サラさんが最初に作ったオリジナルプログラムに近...

(娘ネタ)ID:RtQ7rqIg

「あの子はあなたの娘じゃないのよ」浩一の会社の後輩、そして元婚約者の愛美が語る。一年前、突然現れた浩一の娘を名乗る少女・香織は自分が十三年前に別れた彼女―――詩織と浩一との間に生まれたと言った。だが、それは間違いだった。詩織は浩一と別れた後、強姦された。そのときのショックが彼女の心を壊した。その事件で身篭った子供を浩一との間にできた子供と記憶をすり替え、出産し、育てた。「そして今に至るというわけよ」...

魔女の逆襲第9話 ◆oEsZ2QR/bg

りぃんりぃん ピンポーン。 インターフォンが鳴る。 早百合は自分の体に巻いた羽毛布団に、顔だけ出した状態で目を覚ました。 カーテンの隙間から差し込む光は、先ほど起きた時の方向とは反対側に差し込んでいた。 今何時ぐらいだろうと思い、ベッドの棚にある携帯電話を取ると時刻は午後4時。どうやら結局簀巻きのまま6時間も寝ていたようだ。 昨日寝たのが午後12時、今が4時。もしかしたら自分は24時間連続睡眠とい...

修羅場の神 ◆IOEDU1a3Bg

人間なんて簡単に死ぬもんだと思う。きっかけも簡単、たった一つの言葉……「A男とB美、最近仲が良いな」そんな言葉。それが全ての始まりにして、すべての元凶。それは偶然聞こえた誰かの独り言だった。誰が喋ったのかはわからない、印象にも残らない。顔も、声も、体格も、全て思い出せない。だけどその言葉だけはしっかりと私に刻み込まれていた。そこから先はもう何も無い。最初は、まさか……と思った。次に、もしや……と思った。...

水澄の蒼い空 第16話『勝敗』◆mxSuEoo52c

 第16話『勝敗』 ふはっはははっはははっっはははっははははは。 笑いを堪えるのがこんなに辛いと思ってもみなかった。  計画通り!! 嫉妬に狂った虹葉姉と紗桜がどういった手段で鷺森家に仕掛けてくるのは大体読めていた。宅配ピザに毒物を仕掛けて俺と音羽が二人とも食べてしまい、食中毒を引き起こすのが二人の本来の策だったんだろうが。俺はすでにその怪しい宅配ピザの従業員が紗桜か虹葉姉だとすでに見抜いていた。...

魔女の逆襲第8話 ◆oEsZ2QR/bg

りぃん。りぃん。りぃん。 夕暮れ。遠くに伸びる早百合と良樹の影。幼い早百合と良樹が手をつなぎ歩いていた。「ほら、さゆりちゃん。もうすぐでおうちだよ」「…うん。わかってる…」「そろそろ泣き止んで。泣きながらおばさんに謝ったんじゃかっこわるいでしょ?」「…うん」 ぎゅっと手を握る。 母親に謝りに帰る途中の道だった。 いつも通っていたお地蔵さんの前を通る。腰の曲がったおばあちゃんが熱心にお地蔵さんの前で何...

『甘獄と青』Take20

「体の調子はどうだ?」「問題ありません。それどころか、確率システム制御の効率が以前に比べて飛躍的に高くなっていて、体がとても軽いです。シャーサ様には悪いですが、手足を使わせて頂き本当に感謝致しております」 不具合が無いか確かめるように軽く一礼をして、踊るように回転をする。専門の知識が殆んど無い僕にはよく分からないが店主さんも驚いていたし、何よりナナミ地震が満足をしているようなので、取り敢えず成功は...

魔女の逆襲第7話 ◆oEsZ2QR/bg

 茶室に入り、座布団を渡された早百合は茶室という厳格な雰囲気からか、正座をして座布団に座る。対するしずるはまるで自分の家のようにリラックスして座布団の上であぐらをかくと、茶釜から注いだコーヒーを一口飲んだ。「自分の部屋だと思ってくつろぎたまえ」「は、はい」 楽にしたまえと言うが、ここはしずるの部屋でもないだろ。単にしずるが勝手に使っているだけだ。 出されたコーヒーを一口飲む。熱くて少ししか飲めない...

いちおう作ったぜ

毎回次スレの度にうだうだとやるのもバカらしいので作りました。以上。説明終わり。...
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